体験談 — 26歳美容師「父の還暦旅行と、自分の夢のために」
見習いの期間を過ぎて本格的に美容師になって3年目。朝早く起きて、夜遅く帰る、立ちっぱなしの毎日です。それでも、お客さまへアドバイスをして、個々にあった会話が出来る様に交流出来る瞬間が、結構好きでこの仕事を続けてきました。
父の還暦
父が還暦を迎えるのは、来年の春です。母から電話で「お父さんとお母さんで、台湾に行きたいねって話してるんよ」と聞いた時、思わず「お祝い、私も出すから!」と言ってしまいました。
3人での台湾旅行は、4泊5日で少なく見積もって30万円くらい。還暦でしょう・・いいホテルかいい飛行機を予約したいと思い半分は私が出すと母に啖呵を切りました。って事は少なくても15万円、20万円です。私の月給は色々差し引かれて手取り20万円。台湾旅行はお給料1回分。幸いボーナスもあってやりたい事もあったので頑張って貯めてはいましたからその辺は自分を褒めたいです。
私のもう一つの夢
ずっとやりたいと思っていた事は、ネイリストの技能検定です。専門学校に通う時間は無いので通学制のネイルスクールに通って学びたいとかねがね思っていました。そして「ネイリストの資格を取って、ゆくゆくは自分でネイルサロンを運営したい」、これは高校の時からの夢です。
美容師の仕事をしながら、ネイルスクールに通うには、約40万円の学費が必要でした。貯金で台湾旅行の出費にあてると、ネイルスクールは来年か再来年か…と先延ばしにすることに結論を出していました。
後輩から突然聞く
卵子提供について知ったのは、休憩の時に後輩の美容師と話していた時でした。後輩が「私の友達が卵子提供したんです」と話してくれた時、最初はピンと来ませんでした。「卵子…?」と。
「自分のためにいいのかな」
色々なサイトがある中で問合せをさせて頂きました。最初の相談の時に色々話させて頂き気さくに話せたので、スキルアップの為に結局報酬が動機であることが、なんだか申し訳ない気がして、気持ちを整理するためにも話させて頂きました。
スタッフの方は、「どんな目的でも、それがあなたの人生にとって意味のあることなら、それは自然なお気持ちで、寧ろ何かの役に立てるならレシピエントさんも嬉しいと思いますよ」と言ってくれました。「卵子提供は、結果として誰かの家族につながりますが、ご自身の動機は人それぞれで構いません」と話をしてくれました。
その言葉で、自分のなかの罪悪感がふっと軽くなりました。3回の面談を経て、決断しました。
立ち仕事と並行して
美容師は立ち仕事です。ホルモン管理中、お腹が少し張る感覚があった日は、立っているのがちょっとつらかったです。でも、休憩中に座って深呼吸すると、すぐに楽になりました。「日常生活で問題のないレベル」というスタッフの方の説明通りでした。
自己注射は、朝、メイクを始める前にしました。針が細くて、痛みもほとんどなく、3日目からは「いつもの一連の動き」の一部になりました。
採卵当日は、平日に有給を1日と土日を組み合わせて4連休を作りました。前日にクリニック近くのビジネスホテルへ。当日朝処置を受けて、夕方ホテルに戻って眠っていました。






